2006年発売のため10年以上が経過。
メーカー修理ができず、直すなら自分でやるしかありません。

パーツは用意していたのですが、日が経ってしまいました。

そして今日、えいやっ!と作業開始!!

直した箇所はコチラ。
・イヤーパッドがボロボロ→ネットで購入
・ヘッドバンドがボロボロ→ネットで購入
・ハウジングのヒンジが折れた→プラリペアで接着

イヤーパッドは交換するだけです。
しかし、ヘッドバンドの中には音声ケーブルが通っています。
これを交換するには、ほぼ全部バラさないといけないのです。

なお、メーカーの商品説明ページはこちらです。
http://www.sony.jp/topics/headphone/mdr-d777sl/kodera.html

ヘッドバンド部分がボロボロになり、ビニールテープでぐるぐる巻きにしていましたが、
次はヘッドホンのヒンジが折れて装着不能に。

さて、バラします!

一度、ケーブルを抜く必要があるので、配線をメモする為の写真。

ふむふむ、ここを通すのね。
組立時の記録用。
ここでヘッドホンケーブルを継いでる。
テープを剥がし、ハンダゴテで一旦分離。
はい。
もう後戻りできません。
ヘッドバンドからケーブルを抜き取った状態です。

ヒンジ部分を全部バラして、新しいヘッドバンドに骨(金属の板バネみたなもの)を通して、
ケーブルを通して、ヒンジ組み立てて、と苦労した部分は写真を取る余裕無し。
キレイなヘッドバンドになって良かった。
直りました。。。
心配した音も、ちゃんと出ました。
ウレシイ!
また使える!
個人的に好きです、この質感。
ヘアライン加工のデザインは、苦労したそうです。
ここが折れてしまった部分。
プラリペアという補修材で補修しました。

接着材ではなく、プラスチックと化学結合し、

硬化するとプラスチックと同等の強度となるので、ヒンジにも使えてウレシイです。
また普通に使えるようになってウレシイです!

元々2万円くらいのヘッドホンですが、プラスチックのパーツが多いように思います。
そのため、音を出す部分に問題が無くても、プラスチック部分が割れたり、合皮のパッドがボロボロになるのは残念

決して安い価格帯では無いので、永く愛用できるように、耐久性のあるパーツで製造してくれると有り難いです。

ちなみに、これよりもっと古いヘッドホンを使っていますが、こちらは大丈夫。
1996年発売のMDR-CD1700ですが、20年も経っているのに痛みがありません。
価格は25,000円でしたので、価格帯は似たようなものです。

MDR-CD1700は、イヤーパッドがファブリックなのでボロボロにはなっていません。
頭に当たるパッド部分の合皮にはヒビがありますがボロボロにはなっていません。
ヘッドホンを支えるバンドは2本の金属フレームのため、こちらも痛んでいません。
20年経ってもボロが出ないで使えるのはウレシイですね