新曲はインターネット配信のみ、というケースが増えてきました。
つまり、新譜を買おうとCDショップに行っても、そもそもCDとして発売されない為、当然店舗に入荷しない。

レンタルビデオ然り。
今はテレビとネットがあればビデオレンタルができる。
ネットレンタルは視聴期限になれば視聴不可となるので、そもそも返し忘れがない。つまり延滞金が発生しない。
「貸し出し中」もない。

本はどうか。
こちらも電子書籍が浸透してきましたね。
音楽とビデオに比べると、書籍はまだ残りそうな気がします。
とはいえ、書店は間違いなく減るでしょう。

従来は物理的な記録媒体で提供されていたもののうち、電子データに置き換え可能なものは、どんどん電子データで購入する時代になるでしょう。
インターネットの普及で、小売店の在り方は激変しそうです。

そうなってくると面白いのはアナログの復権。
デジタルが当たり前になると、古くからのアナログ的なものが却って珍しくなり、価値を増す。
カセットテープ、筆で書く手書きのはがき、職人の作る食器や道具などなど。

というわけで、最近書道セットを買って、筆で文字を書くとなんだか楽しい。
一目惚れして買った漆器の汁椀で味噌汁をいただくと、幸せ。
肥後守(ナイフ)で鉛筆を削る時間が、嬉しい。

アナログでやった方が早いこと、楽しいことはアナログを使えばよいではないか。
何でもかんでもデジタルでやった方がいいとは、思わない。

アナログあってのデジタル。
実は、アナログ好きな私でした。