LD(レーザーディスク)を再生する用があり、格納庫から引っ張り出しました。
元のダンボール箱に入れてあったのですが、そこそこのホコリと汚れ。
さて、動作するか、、、

アカーン!(><)
電源は入れど、再生するとすぐストップ。
お手入れで直るかどうか不明ですが、今回は別のプレーヤーで対応しますか。。

ハイビジョンLDプレーヤーHIL-C1

ハイビジョンLDプレーヤーHIL-C1


【今日のソニー】Hi-Vision LDプレーヤーHIL-C1

定価60万円。1993年5月12日発売。グッドデザイン賞受賞。

今から23年前、つまりDVDが世に出る3年前に、すでにハイビジョンを家庭で見られる機器がありました。

それがこのハイビジョンレーザーディスクプレーヤーHIL-C1。
定価は60万円、ハイビジョンLDソフトは2,3万円と、市販品ながらかなりのマニアでなければ見たことがないと思われます。
とはいえ、私が20才頃にアルバイトをしていたソニーショップにもありましたし、磯村無線にもありますので、ソニーのお店で見たことがある、という方は、案外みえるかもしれません。

しかしこのLDプレーヤー、これだけじゃハイビジョンで観られません。
当然、ハイビジョンに対応した当時のテレビ(36型で230万円)が必要でしたし、場合によってはMUSEデコーダーという機器をかまさないと観られませんでした。
とてもとても、アルバイトくんの私には手の届く商品ではありませんでした。
(「いつか、いつか自分の収入でハイビジョンテレビを買うんだ!」という想いはずっとありました。)

そう考えると、当時より更に大きくキレイな4K対応の65型テレビでも50万円クラス、ブルーレイディスクレコーダーと4Kハンディカムまで入れても、まだまだ100万円に届きません。

なので私なぞは、商品の価値を考えると「めちゃくちゃ安い!」という感想になってしまうのです。
もちろん、今50万円のものをサッと買えるか?という問いなら躊躇します。

しかし、テレビに限らず「商品に見合った価格かどうか」ではなく、単に価格だけを「50万円は高い」と切り捨ててしまうのはモッタイナイと感じます。

なぜその価格設定なのか。機能、品質。
自分にとって、それだけの価値があるのか。

その上で、今自分が必要とするものなら価値ある買い物。
そうでないなら、例え半額でも、価値のない買い物だと思うのです。

そんなこんなで、さて、他のLDプレーヤーを引っ張り出すとしましょう。