こんにちは。磯村無線の木盛いぶかです。
本日ご紹介するのは、2017年6月から発売となったソニーの新型ブルーレイディスクレコーダー(以下BDレコーダー)です。
6月発売のダブルチューナーモデル、BDZ-ZW550とBDZ-ZW1500、
7月8日発売のトリプルチューナーモデル、BDZ-ZT3500、BDZ-ZT2500、BDZ-ZT1500です。
お待ちかねの新機能、4Kビデオカメラの動画取り込みが可能となったので、早速試してみました!
これまでは、4Kハンディカムで撮影した動画をかんたんにコピーする方法として、外付ハードディスクにコピーすることをオススメしてきました。
関連記事:4Kビデオをパソコンいらずで保存するには!?
そして4K動画をブルーレイディスクに保存するにはパソコンが必要だったんですよね。
それが、今回のBDレコーダーならハンディカムからの取り込みも、ブルーレイディスクへの保存もできるようになったんです!
わーい♪\(^O^)/
パソコンいらず!使い方もかんたんです。
4K動画の取り込み方法
取り込み方はカンタン。
BDレコーダー本体の前面にあるUSB端子にUSBケーブルをブスッと挿します。
(横に振らないで、まっすぐ入れてね)
そしてUSBケーブルの反対側を4Kハンディカムに接続すれば準備OK!
BDレコーダーのリモコンにて「ホーム」→「ダビング」→「カメラ動画ダビング」と進んで
「MP4」を選択します。
(4K動画を取り込む場合はMP4を選んで下さいね)
あとは取り込みが終わるまでお茶でも飲みながらおくつろぎください。
( ^-^)_旦~
ちなみにお店でテストした機種はこちら。
4Kハンディカム:SONY FDR-AX55
BDレコーダー:SONY BDZ-ZW550
取り込まれた動画は右側に「4K」と「MP4」マークが付きますよ。
編集はできるのか?
「よし、取り込みも完了したところで、ちょっと前後のいらないところをカット編集しよっかな。」
そう思ったあなた!!
残念ながらBDレコーダーに取り込んだ動画は編集できないのです。
これは非常に残念ですねぇ。
タイトル編集とグループ設定、未視聴設定は変更できるようになっています。
編集については、従来どおりソニー製の無料画像管理ソフトウェア「PlayMemories Home」を使ってパソコンで行う必要があります。
(カット、結合、4KからHDへ変換、ブルーレイディスク書き出しなどが可能です。)
BDレコーダーに取り込んだ4K動画をブルーレイディスクに保存する場合はこれまでと手順は同じです。
ただ、注意しなければいけないのは
- MP4と別の形式のビデオはダビングできない
- またダビング元のBDレコーダーに戻せるが、そこから外付ハードディスクにはダビングできない
- 別々のBDレコーダーを使って1枚のブルーレイディスクをつくると再生できなくなる
うーん。これはお問い合わせを頂く事が予想されます(^^;)
とりあえず、外付ハードディスクに保存していたのと同様に、ブルーレイディスクに保存するのはバックアップ(そのまま保管用)として使えると考えましょう。
4K動画のカット編集はそれなりのパソコンスペックが必要になってくるから、今回BDレコーダーで編集できたらとっても便利だったんですけれどね。
とはいえ、4K動画の取り込みができなかった従来のBDレコーダーの新型が、そのままの価格帯で4K動画取り込み&4K再生可能になったのは嬉しいことです。
オマケとしては嬉しすぎる4K対応ですね。
まとめ
かんたんにまとめますね。
- とにかくお手軽にバックアップしたい。(HDDを使用)
- 4KハンディカムとUSBアダプターケーブルを使い、外付HDDへコピー。
とてもカンタン!パソコンもBDレコーダーも不要。
ただしHDDが壊れると動画が全損!他のHDDへコピーしておくと安心です。
- 4KハンディカムとUSBアダプターケーブルを使い、外付HDDへコピー。
- パソコンを使わないで、BDにもバックアップしたい。(新型BDレコーダー使用)
- 4Kハンディカムで撮影、4K対応の新型BDレコーダーで取り込み、BDに4K動画保存。テレビが4K対応なら、観るのもそのまま4Kのキレイな画質で楽しめます。
- BDレコーダー本体とBD-Rに残せるので安心。複数枚作っておけば安心です。
- 編集して保存したい。(パソコンを使用)
- 4Kハンディカムから、パソコンソフト(PlayMemories Home)を使って取り込み、編集。HDD等へ保存。
(取り込みには、必ずPlayMemories Homeをご使用下さい!一般のパソコンファイルのコピーのつもりで、ビデオカメラ内の動画ファイルを単純コピーしてはいけません!不完全な動画データとして正常に再生できない場合があります。PlayMemories Homeで取り込みをする時点で正常な動画ファイルとなるようになっています。カメラで記録する都合と、パソコンで記録する都合の違いです。) - ハイビジョン変換すれば、今までのブルーレイディスクとして作成する事も可能。
- 凝った編集をしたい場合は、Vegas ProやMovie Studio等のビデオ編集ソフトで編集する事も可能。
- 4Kハンディカムから、パソコンソフト(PlayMemories Home)を使って取り込み、編集。HDD等へ保存。
今回の新型BDレコーダーは、マイナーチェンジではあるものの、4K動画取り込み、4K再生、ブルーレイディスクへの4Kのまま記録ができるようになったのは、フルモデルチェンジ級の機能だと思います。
4Kハンディカムをお使いの方にとっては、かなり強力な新機能だと思います。
これでいよいよ、じゃんじゃんと4Kで撮影して、かんたんに4Kで残せるようになったと言えますね!
どうぞ、磯村無線で現物をお確かめ下さい。
話題の有機ELテレビで視聴できますので、感動的な画質で視聴できます。
4K動画が保存できるBDレコーダーの詳細はこちらから
4K動画の保存にオススメの大容量ブルーレイディスクはこちらから
最後までおつきあいありがとうございます。
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1点教えてください。AX55の4KカメラでXAVC:4K(30P)3840×2160、100Mbpsで撮影した映像をBDZ-ZW1500でBD-Rに保存した映像をBDZ-ZW1500で再生しようとすると映像がフリーズしてしまい、視聴できません。視聴方法や視聴可能なプレーヤーなどご存知でしたら教えていただけないでしょうか?
お手数ですが、よろしくお願いいたします。
しのさか様
コメント有難うございます。
4Kの100Mbpsモードの場合、BD-Rからのデータ転送が間に合わず、映像が乱れたり、音声が途切れたりすることがあります。
100Mbpsのようなビットレートの高い4KデータのBD-Rへの4K記録は、BD-Rへデータとして記録できる(データのバックアップ)という面で大変意味がありますが、それをBD-Rから再生するには、BDZ-ZT1500では厳しいようです。
現状では、データのバックアップとしてBD-Rへ記録・保存、再生する場合はHDDから再生していただく、という方法になります。
なお、Ultra HDブルーレイプレーヤーのUBP-X800では、100Mbps記録したBD-Rが、前半は再生で引っかかるものの、途中からは止まらずに再生できたという情報がありました。(当方で試しておりませんので確証はありません)
考えられる理由は、ディスクの外周に行くほどデータ転送が間に合い、ギリギリ再生できているのではないかと思われます。
お使いのBDZ-ZT1500でも、ディスク後半はスムーズに再生できるかもしれません。
あるあがきかもしれませんが、BD-Rの前半にダミーとしての映像を記録し、後半で本来保存したい映像を記録するような方法で、とりあえず「4Kの100Mbps記録のBD-Rを止まらずに再生する」事ができるかもしれません。
これからテストをしてみたいと思いますが、取り急ぎ、予想も含めて現時点での私の見解です。
100MbpsのBD-Rがスムーズに再生できると嬉しいですね。本来はできるべきである、とも思います。
しかし見方を変えると、現時点ではBD-Rからの100Mbps再生がスムーズに行かない場合があるが、記録自体はできる機能を搭載したお陰で、データバックアップとしての機能は果たしてくれるのは有り難いと思っています。
これが、「記録した機種でも再生が不安定なら、記録する機能は見送ろう」となっていたら、もっと残念だったと思います。
マイナーチェンジで、価格もほぼ据え置きで4K記録対応になったことには、驚きました。
次期フルモデルチェンジの際には、余裕で100MbpsのBD-R再生可能を期待したいところです。
以下、メーカーサイトからの引用です。
「4K(*1)カメラ動画取りこみ」対応【NEW】
http://www.sony.jp/bd/products/BDZ-ZW1500_550/feature_6.html
*4 4K(MP4)動画をダビングしたディスクを本機で再生すると、高フレームレートでの撮影など、条件やディスクの状態によっては、映像が乱れたり、音声が途切れたりすることがあります。安定して再生したい場合は、本機に取りこんでから再生してください。
この製品4K取り込みに期待している人は注意です。今のところ、取り込んだものを連続再生できない。チャプターで途切れて使い物にならない。連続で再生できるHDへの保存のほうがましです。何か方法があったら教えていただきたいですが、そうでなかったら4k再生に関しては欠陥品としかいいようがないですね。
K2bさん、コメント有難う御座います。
仰るとおり、4K動画を再生する機能は完全ではないです。
大切な部分のご指摘、誠に有難う御座います。
そして返答が大変遅れまして申し訳ございません。
「4Kハンディカムの取り込み対応なんだから、再生も問題なくこのブルーレイディスクレコーダーでできる!」
と思われて当然だと思います。
その点では、販売時には「再生が完全ではない」というご案内は必要だと思います。
4Kハンディカムで撮影した動画を取り込むだけなら、単にデジタルデータのコピーですから従来のハードウェアでも実装可能だったと思われます。
しかし再生となると、4K再生を満足に満たすだけのデコーダーチップや、BDドアリブ自体も転送速度が速いものへの更新も必要になったかと思います。
現行機種では、データ転送と処理が何とか間に合う4K動画なら再生できる、というギリギリの性能だと予想します。
そこで、4K再生が完全ではありませんが、
4K取り込み&BD記録(+再生も条件付きで可能)として製品化したのではないかと思います。
今回のBDレコーダーは、ハードウェア構成を大きく変えなかった(ほぼ一緒にした)ことで製品コストは据え置き、その代わり4K取り込みとBDへの記録を可能にした、と言う点では4Kハンディカムをお使いの方にはとても嬉しい追加機能ではあります。
パソコン不要で、とりあえずは撮影した4K動画をHDDまたはBDへ残す選択肢が増えたのは歓迎したい部分です。
BDレコーダー製品としては、
「4K再生を確実に対応させて価格アップをするか。」
「4Kの再生は完全ではないが、ハードウェアの変更を最小限にしてコストを抑え、まずは取り込みとBDへの記録機能を持たせるか。」
ここはメーカーも悩んだのではないかと思います。(勝手な想像ですが)
中途半端な4K対応、と言われるのは家庭用デッキであれば当然のご意見だとは思いますが、価格は据え置きなので、4K取り込み機能が無いよりはあった方が助かるので、今回の4K取り込み機能は私個人としては歓迎です。
購入相談の際には、4K再生が十分でない点はご案内するように注意します。
ご意見有難う御座います。